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  • 執筆者の写真山本幸恵

注目の発毛成分!「キャピキシル」と「オクタペプチド-2」を深掘り解説!



紫外線の厳しい日差しが照りつける毎日ですが、頭皮の日焼け対策やスカルプケアはできていますか?


前回のコラムでは「薄毛はどうして起こる?発毛・脱毛のメカニズムと自分でできる頭皮ケア」をテーマに、悩まれる方の多い「薄毛」について解説しました。



キャピキシルを深掘り解説


そこでオススメさせていただいたのが、fairplirの「006 Scalp Essence(スカルプエッセンス)」を使いながらのヘッドマッサージ。


スカルプエッセンスは、頭皮ケアの専門家である私 山本幸恵が一切妥協なしで開発した、薄毛にお悩みの方にはぜひお試しいただきたい頭皮用美容液です。



今回は、そんなスカルプエッセンスに配合している主要成分『キャピキシル』と『オクタペプチド-2』について深掘り解説したいと思います!


※本コラムは成分についての解説であり商品の効能を解説・保証するものではありません。


 



 


天然由来発毛成分「キャピキシル」とは?




『キャピキシル』とは、カナダのLUGAS MEYER COSMETICS社という化粧品会社によって開発された、天然成分に由来する革命的発毛成分として近年急速に注目を浴びている化粧品原料です。


「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」という成分を組み合わせて作られたもので、脱毛の抑制と発毛の促進の両面からアプローチできるとされています。



キャピキシルについては、この「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」がそれぞれどんな働きをするのか見ていきましょう!




脱毛を抑制する「アカツメクサ花エキス」

まず、前回のコラムのおさらいになりますが、AGAをはじめとした脱毛症の多くは、

  1. 男性ホルモン「テストステロン」と還元酵素「5αリダクターゼ」が結びつく

  2. それが悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換される

  3. そのDHTが男性ホルモンレセプターと結合することで脱毛指令が発信される

といった流れで発症しています。



AGAのメカニズム


「アカツメクサ花エキス」はその名の通り、「レッドクローバー」としても知られるアカツメクサの花から採られるエキス。


アカツメクサは、昔から薬用ハーブとして、喘息や痛風、湿疹、乾癬など、様々な炎症性皮膚疾患の治療にも使われてきた植物です。



この「アカツメクサ花エキス」に含まれる『ビオカニンA』というイソフラボンの一種が、上の1で出てくる還元酵素「5αリダクターゼ」の活性を強力に阻害するのです。


「5αリダクターゼ」の活性を阻害してしまえば、「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を抑制することに繋がり、結果的に脱毛を抑制できる、というメカニズムです。



また、「5αリダクターゼ」にはⅠ型とⅡ型がありますが、似たような効果が得られる代表的な阻害剤『フィナステリド』はⅡ型のみに作用するのに比して、『ビオカニンA』はそのどちらにも作用する点で高く評価されています。


開発元の実験結果では、培養細胞に『ビオカニンA』を投与することでⅠ型は-64%に抑制、Ⅱ型は-93%に抑制できています。




発毛を促進する「アセチルテトラペプチド-3」

キャピキシルに含まれるもう一つの成分「アセチルテトラペプチド-3」は、医療分野でも活用されるほどのとても強い細胞修復作用をもつ4つのアミノ酸で構成される物質。


この成分は毛包に直接作用し、強力な細胞修復作用が衰退した毛母細胞に働きかけることで、発毛を促進し、しっかりした毛を作ってくれます。



こちらも開発元の実験結果によれば、「アセチルテトラペプチド-3」を投与した毛包では、何もしていない毛包と比べて8日間で+35%の発毛促進作用が確認されています。



発毛促進作用の比較


また、「アセチルテトラペプチド-3」は線維芽細胞のコラーゲン合成も刺激するため、毛乳頭のコラーゲン生成も促し、毛包をより強く固定するというはたらきもしてくれます。




『ミノキシジル』の3倍の効果!?


「キャピキシルはミノキシジルより3倍の発毛効果がある!」


と耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。

この説について言及すると、私個人としてはこのように断定するのは言い過ぎではないかと思っています。



ミノキシジルの3倍の発毛効果!?


なぜ「3倍の効果」という文句が出てくるのかといえば、それは、キャピキシルの開発元が発表している、「アセチルテトラペプチド-3」と『ミノキシジル』の比較実験の結果に由来しているのではないかと思われます。


その実験結果では、それぞれを7日間投与した毛包の活動量の変化が、『ミノキシジル』は+52%、「アセチルテトラペプチド-3」は+156%と、確かに「アセチルテトラペプチド-3」の方が約3倍の成長率を見せています。



毛包の活動量の変化


しかし、これは『キャピキシル』と『ミノキシジル』での比較実験ではなく、また、長期間での測定でもないため、長期的に見た発毛効果が3倍あるということにはならないと考えられます。



ただ、短期間での実験結果としては「アセチルテトラペプチド-3」の効果が目覚ましいことは確かですし、『キャピキシル』は『ミノキシジル』と比較して副作用がない点、炎症を改善する効果がある点などで優れていると言えます。



『ミノキシジル』の副作用には、軽いものだと動悸・息切れ、多毛症、むくみ、重大なものだと肝機能障害や心疾患などが報告されています。


重大な副作用が引き起こされることは稀ではあるようですが、多毛症などは薄毛に悩んでいるけど髪以外の体毛は濃くなってほしくない人にとっては悩ましい副作用ですよね。


『キャピキシル』にはそういった副作用の報告はなく、男女問わず安心して使用できるところに利点があると言えます。



 


バルジ領域に作用する『オクタペプチド-2』




続いて、スカルプエッセンスに配合しているもう一つの成分『オクタペプチド-2』について深掘りしていきましょう!



『オクタペプチド-2』は、8つのアミノ酸からなるペプチド


ヒトの毛包に存在し、幹細胞の成長分裂に深く関わる活性物質(サイトカイン)である「チモシンβ4」の一部から合成して作られている成分です。




「バルジ領域」って何?そこに作用するメリットは?


前回のコラムをご覧いただいた方には繰り返しになりますが、毛髪を構成する重要な要素に「バルジ領域」という場所があります。


このバルジ領域は、毛包の上部に位置し、毛髪を作る毛母細胞の母「毛包幹細胞」と、髪の色を作り出す色素細胞の母「色素幹細胞」を内包している、健康な髪を生み出すのにとても大切な場所です。



毛髪の構造


もともと毛包で幹細胞に働きかけていたサイトカインから作られているので当然といえば当然ですが、『オクタペプチド-2』は、このバルジ領域に作用する発毛成分。


バルジ領域に作用することで、「毛包幹細胞」や「色素幹細胞」を活性化させるため、毛髪のもととなる毛母細胞の量が増えるため発毛が促され、また、色素細胞が増えることで白髪の抑制にも繋がります。



このように「発毛促進」と「白髪抑制」の2つの効果が期待できるのが、バルジ領域に作用するメリットと言えるでしょう。


ちなみに、マウスを用いて行われた15日間の実験でも、未塗布の場合と比べて明らかに発毛の効果が見られています。



 


今回は、薄毛や白髪にお悩みの方必見のスカルプケア・ヘアケア成分「キャピキシル」と「オクタペプチド-2」について深掘りして解説しました!


わざわざ成分ひとつひとつについて詳しく調べる機会はなかなか持てない方が多いと思いますが、コラムを通じて少しずつでも化粧品成分について興味を持っていただければ幸いです。


ほかにも成分について解説したコラムをいくつか掲載中ですので、そちらもぜひご一読ください!



 
​監修者

​​​ヘッドスパ美容研究家/深頭筋ヘッドセラピスト 山本幸恵(やまもと・ゆきえ)


「ヒーリングヘッドセラピー Tiphareth」オーナー。15年間美容師として勤めたのち、2006年より東京白金台にて日本初となるオーナーズヘッドスパ専門サロンを開業・運営。同サロンは技術力、ホスピタリティともに業界第一位と言われるまでのブランドを確立し、ヘッドスパの第一人者として業界を牽引。独自で開発した「深頭筋マッサージ™」は多くのメディアに注目され、これまでに施術をした人数は3万人を超える。現在は東京新宿区でプライベートサロン「Tiphareth」を運営。サロンワークのみならずセミナーによる施術者の育成や美容化粧品シリーズ「fairplir(フェアプリール)」の研究開発にも力を入れている。



山本幸恵




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